結婚相談所の紹介写真を撮り、慣れない清楚系ワンピースを着て帰っている途中で、なんとなくですが、虚しさを感じていました。
これから結婚への一番の近道と思っていたのですが、仲人さんからのアドバイスが、だんだん自分の意思とは関係ない方向へ向かっているような気がしたのです。
この違和感について、また考える事になるのでした。
心の奥のモヤモヤを見つめ直してみた
そもそもどうして結婚したかった?どんな人と結婚したかった?
改めて振り返ってみると、結婚したい理由は「妻目線の結婚までの道のり②」に記載しましたが、その夢を叶えるためでした。
人生が終わる瞬間 私は笑っていて「あー良い人生だったな」と思いながら、でも目を開けると私の周りには子供や孫に囲まれていて「おばあちゃん!お母さん!」と悲しんでもらいながら幕を閉じたいな
”良い人生だったな”と思える人生とは、どんな自分でありたいかと考えたときに
・自分らしくありたい
・隣にいる人が、自分のことを理解してくれて認めてほしい
・自分自身も相手のことを考えられる人間でありたい
・好きなこと、やりたいことを我慢せずできる人生でありたい
ということでした。
それに当てはめて、今回の結婚相談所の婚活方法を考えたときに、
・自分らしくない服装
・自分らしくない濃いメイク
・着飾った自分のぎこちない笑顔の写真
・相手に気に入られる為の会話術
この姿で出会った相手に気に入ってもらえても、本当の自分を出せるのか。本当の自分の人生を並んで歩めるのか。本当の自分を出すことが怖くならないのか。
心の奥でそれがよぎって、モヤモヤしたのが分かりました。
私は写真を撮った2日後に、仲人さんへ入会取り消しの連絡をする事に決めました。
解約した話
結婚相談所は、結婚したい人同士で、理想の相手や自分に合った相手を、プロの目線でマッチングしてもらえる、素晴らしいシステムだと思います。
私も一番の近道だと思いました。
お金がかかるのも、それだけの仕組みや人件費がかかるし、その分のお仕事をしてもらうので、理にかなっていると思います。それについては、惜しいとも思いませんでした。
でも、どうしても、私の場合は、自分らしくを考えたときに、自分らしさを隠して相手を探すような感覚になってしまい、踏み切ることができませんでした。
仲人さんへ入会の取り消しの連絡すると決めたは良いものの、
優柔不断な私は、すぐに連絡できませんでした。
(入会するといったのに、やっぱりやめると伝えると、理由を言わないといけないかもしれない)
(理由と言っても、モヤモヤするので・・・というのは理由になるのかな)
(入会する、やっぱりやめるなんて、人としてどうなんだろう)
(引き止められるかもしれない、引き止められても、強く断れるかな・・・)
断った時の相手の反応をずっと考えてしまい、すぐに連絡できませんでした^^;
そのことを友達に相談したところ
「ちゃんみーちゃん!理由聞かれても、『辞めたいからです』で良いのよ!理由なんて言わなくて良いから。一言、辞めますで良いから!!!」
と背中押されました。そうだなと思いましたw
私はそのままお断りの連絡をしました。
私「(仲人)さん、申し訳ないですが、入会の話取り消したいんです。」
仲人さん「そうですか、残念ですが承知しました。入会金は近日中に返金しますね。」
・・・あっさりでした。
2〜3日中に、すでに支払っていた入会金が入金され、返金されました。
それを確認したときに、なぜだか近道と思ったものを辞めたのに、ほっとしたのを覚えています。
凹まない。手段を変えるだけ。
ほっとしたのも束の間、結婚に向けて次の手を考えなければならなくなりました。
結婚相談所を解約してしまった自分って、その手段すら手放したので落ち込むんじゃないかなと思っていましたが・・・
思いのほか落ち込んでいない、むしろ他の方法を使えばきっと相手が見つかると心のどこかで自信がある自分がいたような気がします。
その理由は「妻目線の結婚までの道のり③」にも記載しましたが
“自分に合った人”を探すというどんな人と結婚したいかの相手選びに迷いがなかったので、手段を変えれば見つかるという、見えない確信があったような気がします。
よって、他の手段を考えました。
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